マナウス2日目
AM3時
予約したツアー会社の方にホテルでピックアップしてもらった。
今回は日本人ガイドがいるとのことで非常に心強い。
日本人ガイドの方は親の仕事の関係で3歳の頃にこのマナウスに移り住み、以降ほとんどの期間をブラジルで過ごしてきたとのこと。
初めてのピーコックバス釣行。釣れるかどうか非常に不安であったので、事細かく聞いてみた。
アマゾンは基本、雨季と乾季があり、雨季はスコールがネック、乾季はずっと雨がないと水深が浅くなり、ポイントが限られるのがネック。
一番良い時期は8月終わりから9月ごろとのこと。
マナウス市内から2時間程度掛けて北へ向かう。
道中の道はアスファルトで整備されて悪道ではない。
昔はアスファルトでは無かったが今は整備され便利になったとのこと。
そして2時間後に辿り着いたのは
バルビナ湖の麓にある簡易な小屋。
ここで車を置き、菓子パンとコーヒーを頂く。
いざタックルの準備へ。
しかしここでこの釣行最大の難関が訪れる。
それは専用のレンタルタックルがないこと!
というかガイドの人の私物タックルを貸して貰うかたち。
オーマイガー!
予約サイトにはタックルのレンタルは95レアルで現地調達とあったので、それを信じたらこのような形となってしまった。
しかしどうしようもない。ガイドの私物タックルを貸してもらった。
ロッドとリールは2つずつ(ベイト)あるが、リーダーが40cmぐらいしかない。ルアーはトップウォーター2本にフローティングミノー2本。ガイドの人は釣り専門のコーディネーターでないので仕方がない。
釣れますかねーの問いにも「大丈夫です、釣れますよ」と仰られたので、それを信じるしかない。
いざ出陣
ボートはこんな感じ。
定員はMAXでも3人か4人までか
今回は私、ガイドの方、船頭の3人がボートに乗り込み出船。
ここではこのような小型ボートに乗り込み釣りをする。
今日は平日ということもあり、私を含め3組(ボート3隻)が釣りをしているとのこと。
出船すると
そこは壮大な景色
ポイントはたくさんある。
いくつになっても船が進んで風を切るのは気持がいいものだ。
出船から20分程度かかったか、最初のポイントに到着。
早速釣り開始
いつも思うのだが、釣り人にとってこの最初の一投目が堪らない。その日までの準備やイメージ、そしてその日がどうなるか、ここで封が切られる。
ブッシュ、ウィードの間を狙っていく形、ウィードが中途半端に生えているのでやはりトップウォーターが攻めやすい。
それからというもの、なかなかあたりがない。というよりもまだ慣れていない。スピードは合っているのか、ポイントはどこなのか等、答えが見つからない。
ポイントは多くあるので、30分以内には次のポイントへ移動。
開始から1時間半ぐらい経ったか、割と開けているところでウィードが中途半端に生えている。このウィードの周りをペンシルベイトを早めにドッグウォークさせていると、
ガポッ!
出た!
しかし乗らない。
もう一度キャストし、ドッグウォーク
バコッ !
よっしゃ
しかし3秒で外れた。
OH NO!
しかしやっと魚の反応があったので、テンションが上がってきた。
ルアー速度も把握。このパターンで続けよう。
そしてポイントを移動して、今度はブッシュと倒木が多いポイント
雰囲気は良い
しかしあまり反応がない。
日陰になるポイントがマストではなく、ウィード周りが良いようだ。
ぼーっとピックアップしていた瞬間、目の前でピーコックが果敢にバイト!
デカい!
多分3kgに迫る魚体だったが、空振り。針かかりしなかった。
無念。
それからポイントを移動し、同じようにトップウォーター中心で攻めていくが反応はない。
内心、ボウズだったらどうしようとこの時から焦り始める。
2時間程度経過したのか
ここで、昼食の時間となった。
結局午前中は3バイト2バラシ。
正直飯はいいからそのままやろうとさえ思ったが、さすがにそれは良くないので、飯が終わったら、早めに行きましょうとガイドに伝える。
昼食は小さな小屋というより雨避場がある小島に降りた。
他のここで他の2組と合流。釣果というと1組が2匹、もう1組が5匹という釣果。
聞くとトップよりもフローティングミノーがいいとのこと。なるほど、自分の中でトップウォーター縛りがあるわけではないので、午後からはフローティングミノーで攻めてみよう。
昼食だが、この2組から午前中釣れたトゥクナレを頂いた。
お世辞ではなく旨い。
他の2組と話しをすると、どうやらサンパウロで釣具の販売をしている社長さんとその息子さん、もう1組もその会社の副社長さんとその息子さん。
昼食時が終わると昼寝をするのか、ハンモックの準備。
釣りはやはりレジャー
釣果ばっかり求めているカッカした日本人とは訳が違う。
2人ともとても陽気で、話すとすごく面白い。サンパウロに来たときは是非釣りに行こう。必ずメールしてくれと、社長。
釣りの醍醐味は色々あるが、人との出会いもそのひとつ
すぐ切り上げてと釣りを、と言った自分を後悔。
後編へ続く