アメリカ西海岸、ロサンゼスに訪れたので
ここで釣りが出来ないかと思い、ネット上で遊漁船を検索し予約。
場所はレドンドビーチというところ。比較的大きい港があり、ここから遊漁船が出ている。
半日コース(7時30分〜12時30分)で46.5ドル、その他にライセンスが16ドル、ロッドとタックルのレンタルは20ドル。
当日は7時30分に集合だったので、港まで歩いていける宿を6時30分に出発。
7時頃、メールに書いてあった集合場所に着いたのだが、ぜんぜん人の気配がない。
よく見てみるとこんな張り紙が…
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なになに、移動した?
OK、分かった。じゃあ書いてある通り移動してみよう。
ヤバいな、間に合うかなと思いながら、200mぐらい移動したか
看板に「sportfishing」の文字が。
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あった!
ここで受付をして、タックルのレンタルと、釣りのライセンスを取得。
よかった、なんとかいけそう。
ロッドとリールはこんな感じ
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道糸はおそらくナイロンの7号ぐらいだろうか、かなりヘビーだ。
そして乗る船は
![](http://tsuribiyori.com/wp-content/uploads/2019/07/DSC_0067-e1564314543303-768x1024.jpg)
比較的大きな船であり多くの人数が乗れそう。
乗船するのを待っていると、同じように乗船を待っているウィリアム・H・メイシーを20kgぐらい太らせた好々爺から「お前も釣りをするのか?」をクエスチョン
「イエス、でもアイムジャパニーズ、LAはファーストタイム。釣りされるんですか?」
「そうだ、2、3日前にも釣りに行ったぞ」と好々爺。
どうやら好々爺には2人の連れがいて、その2人を釣りに招待した様子。
連れの2人もとても性格の良さそうな若者。
二人にも挨拶をした後
好々爺に問い合わせてみる。
「私も一緒に釣りしてもいいですか?」
「もちろんだジャパニーズ、ナイストゥミーチュー」
名前はたぶんローレンス。
よかった、何かあれば助け合おう。
乗船した釣り人は全員で25人ぐらい。大半が初心者だ。
7時30分過ぎに出港
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釣り方などをローレンスに聞いてみると、ここではロックフィッシュかフラットフィッシュ狙いとのこと。
乗員が仕掛けの準備をしてくれるので見てみるとハリスは道糸をそのまま使用、豪快だ。
重りは100号ぐらいだろうか、胴付きにエダス2本。
これなら自分でも出来ると思い、準備していると、ローレンスが「俺の仕掛けも作ってくれ」と言う。
あれっローレンスは釣り人ではなかったのか?自分のヒアリングが間違っていたかもしれない。まあいいか。
OK、まかせんしゃい
ローレンスの仕掛けを作ってあげた。
出港してから30分ぐらい経っただろうか、まだLAが対岸に見えるところで
ポイントに到着。
先ほどの仕掛けに餌であるイカ切り身をつけていざ釣り開始。
基本的にドッカーン沈めて、重りが底まで着いたらあとは待つだけ。
水深は意外に深い、60〜70mぐらいあるだろうか。
自分が沈めている間、早速だが周りの釣り人にヒット!
巻き上げると、ついていたのは20cmぐらいのメバルのような魚
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連続して、周りの人にもヒット
こちらはヒラメのダブル。
![](http://tsuribiyori.com/wp-content/uploads/2019/07/DSC_0021-e1564197855552-768x1024.jpg)
すげー結構釣れるやん。
ここで自分に聞いてみる、もうすでに魚がついているんじゃないか?
巻いてみると
あーやっぱりついている。
タックルがヘビーな分、あたりが非常に分かりづらい。
上がってきたのは、メバル2匹。
![](http://tsuribiyori.com/wp-content/uploads/2019/07/DSC_0020-e1564197810159-768x1024.jpg)
ローレンス一行もメバルやソイを釣り上げている。
こんな調子で他の人たちもコンスタントにメバル、ソイ、サバ、ヒラメを釣っている。
ここで気になることが
ローレンスが魚を針から外せないでいる。
大丈夫!俺が外したる、こんなものはお安い御用。
連れの2人も
ローレンス!さっきの仕掛けの準備といい、彼は日本から来たサポーターじゃないか!と言って笑っている。
自分も苦笑い。
ただこの献身的な行動が吉となる。
船内ではお菓子屋やジュースを販売しており、調理もしている、
何かいい匂いがすると思っていたら、ハンバーガーを作っている。
なんとここでローレンスがハンバーガーとスプライトを私にくれるのではないか。
いいの?
私の奢りだ!
やったー
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このハンバーガーが衝撃的に旨い!
ローレンス!
メリークリスマスミスターローレンス!
心の中でそう叫んだ。
しかし
サンキューサンキューとカタコトの英語で対応。
情けは人の為ならず。
ハンバーガーには大満足だが、自分の釣果は今ひとつ
周りでは、時たま40cmを超えるソイが釣れているのだ
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ここは手返しが重要。頑張ってヘビーなタックルを高速回収
しかしハプニング
まさかの中指と薬指が攣ってしまった!
今まで釣りをしていて前腕は攣ったことがあるが、指が攣ったのは初めて。
本当にこのまま動かなくなるんじゃないかと無駄な心配
20秒で治る。
船も釣れないとみると場所を移動したりして釣れるポイントに入っている。
周りも含め、ある程度コンスタントには釣れるが、自分はなかなか大きいサイズは釣れない。
12時前だろうか
ここでタイムアップ
結局MAXのサイズは35cmぐらいのソイ
だいたい12匹ぐらいは釣ったと思う。
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他の人も同じような釣果
帰港中に、ここでは有料でフィッシュクリーン(大きめの魚は内臓を取って3枚おろし、小さい魚は内臓の除去)をしてくれる。
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持ち帰った後の手前を考えるとこれは非常にいいサービス。
港に着いてからはタックルを返却し、終了。
ローレンス一行にお礼。
色々とお世話になりました。ありがとう!
感想
タックルが重くてしんどいです。
たぶん、日本のロッド、リールそしてPEラインを使用しただけでも無双になれる気がする。
で思ったのが
日本は本当に繊細だなと。
竿、リール含め釣り具はかなり細分化されているし、仕掛けもすぐ使える状態で売っている。
ただ繊細な分、人も魚も繊細になってしまった(竿の規格が少し違うだけでやる気が起きない、魚は糸を細くしないと食わない、など)。
ここの魚はまだスレておらず、太いハリスでもしっかり喰ってくる。
細かいことを言ったらキリがないが
ここはアメリカ、郷に入れば郷に従え
でかいタックルで豪華な釣りをするものありではないか。
ただ指が攣った時いはさすがにヤバいと思った(笑)
以下参考まで
ロサンゼルスへは日本からも直行便が出てます。
ロサンゼルス国際空港から現地レドンドビーチまではタクシーで40ドルぐらいでした。
LAのホテルは比較的高い気がしたので、港近くのサーファー用のドミトリーを予約し、日本円で8,500円ぐらいかかりました。
この船の乗員は5名程度おり、仕掛けの準備から、絡まった時などは優しく対応してくれます。女性の乗員もおり、老若男女問わず安心して釣りが出来ます。